どうもです。@mo_to_44です。

年末の特番、毎年そんなに見ることはないのですが今年も見ることはないと思います。
でもそんな中で唯一気になる番組があります。

それが12月27日深夜1時20分から放送の「ビートたけしの親切な人が5千万円貸してくれないかTV」。
ビートたけしの親切な人が5千万円貸してくれないかTV | TBSテレビ

すごいタイトルですよね。

さすがだな〜と思いつつ、この本を読ませていただきました。

ヒンシュクの達人(小学館新書)
小学館 (2013-12-20)
売り上げランキング: 218

2013年の日本をビートたけし流にぶった切る。そんな一冊になっていました。

週刊ポストの連載をまとめて加筆

そもそもビートたけしさんにこれを書く時間なんかあるのだろうかなんて思ったのですが、週刊ポストの連載をまとめたものらしいです。この本のために加筆もしているとのこと。

文のリズムがいいのは口語体で書かれていてビートたけしさんを知っているから?

内容も2013年の出来事だけをまとめたものなので読むなら今でしょって感じです。

フェイスブック芸人

本の中で面白いなと思ったのが、この表現。

芸能界はフェイスブック芸人ばっかり」

どういう意味だか分かりますか?

イベントに呼ばれて私生活に関する質問に答える、あるいは他の芸能人のスキャンダルについての感想を述べるだけの芸人、タレントのことをビートたけし流に表現したものです。そしてそういう人たちをテレビが欲する構図はなんで?みたいなことです。

言い得て妙だな、と思いつつ今年いろいろとあったSNS絡みの事件のせいかなのかは分かりませんが、プライベートと深く結びついているfacebookの利用頻度が個人的に激減しており「フェイスブック芸人」なんて言葉を聞いてしまって再び利用機会が増えることはないのではないかと思ってしまいます。

「成熟はブームの終わり」

この本を読んでいて、芸人・ビートたけしを感じたのはこの言葉。さすがだな、と思いました。

まさに「成熟はブームの終わり」で、全てのエンターテインメントってのは、技術が上がれば上がるほど食えなくなるという矛盾と戦っていくしかないんだよな。

この言葉は映画監督としても活躍する人ならではの言葉だと思います。どちらの”芸”として極めた人の言葉だと。

こんなことも書いていました。

お世辞や謙遜でもなくて、正直オイラが漫才をバリバリやっていた時代より、今の若手の実力あるヤツラの漫才のほうが、絶対面白いと思うよ。

技術を磨く職業だと技術ファーストになってしまい、どうしても真新しさや衝撃性を求めることが奇をてらった手法に見えてできなくなっていったり、多角的な視点から斬り込むことが難しくなってしまいます。裏付けされた技術があるからこそ正攻法で行くのが正しくなりすぎてしまう。

ムズカシイですね。

まとめ

ビートたけしさんという人のよいところは良いニュースでも言ってしまうところ。

富士山の世界文化遺産登録についても、日本だけで17もある世界遺産にそんなに価値があるのかよ?なんて僕がずっと思っていたことを言ってしまっていて清々しい。「世界遺産のモンドセレクション化」なんて言葉がピッタリだと思っていたのですが、それを言うとヒンシュクを買ってしまいますしね。

悪いことを風刺する場合でもビートたけしさんの場合は、自身も前科があるから叩かれた人間の痛みが分かる、分かる気がする、だからこそ言ってもどこか優しさがあると感じられるのかもしれません。深層心理で我々はそう受け取っているのかもしれません。

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