2016年の大きな出来事を4つ挙げると、

  • 結婚
  • 引っ越し
  • 転職
  • カンファレンス

でした。

年初に籍を入れてから本当に慌ただしく過ごし、慌ただしいまま大晦日になりました。

この一年で3年くらい経ったのではないかと本気で感じていて老け込んだ気持ちになっているのですが、一本もなかった白髪が4本くらいにまで増えました

大前研一さんが、時間の使い方を変える、住む場所を変える、付き合う人を変える、を人間が変わる3つの方法とされていましたが、全部いっぺんに変えるとMP切れが頻繁に切れます。少なくとも僕は頻繁にMP切れてました(そして回復方法はゆっくり寝るくらいしかない)。

結婚の話とか転職の話とか振り返ります。

結婚、引っ越し、転職

結婚と引っ越し

年初に籍を入れて9月ごろに式を挙げました。

引っ越し先の関係で、籍は入れていたのですが4月ごろまではそれぞれ一人暮らしをしていて、”別居婚”状態でした。

実家を出てから、誰かと一緒に住むというのは初めての体験だったのですが、特に最初から不安もなかったのですが、現在もなんの不満もなく過ごしています。

結婚式アプリ開発、ムービー制作、紙モノのデザイン

結婚式ではエンジニアっぽく自分の結婚式専用アプリを開発したり、エンジニアになる前は映像関係の仕事をしていたこともあってムービーを3本くらい作ったり、紙モノのデザインをやってみたいという思いもあってペーパーアイテムの制作もやったり、クリエイターらしいことにチャレンジしました。

自分でデザインから実装まで行う個人アプリを毎年リリースしていたのですが、今年はこの結婚式専用アプリ以外には作れなかったのがちょっと残念かなと思いつつも、デザインや映像制作などソフトウェア開発以外のことにも手を出せたことは良かったと思います。

複数のことを同時にやってみて、ソフトウェア開発はやっぱり面白くて「仕事にするならコレが一番面白いな」ということを再確認することもできました。

結婚式前は転職したての状態で仕事をしつつ、2週間で結婚式専用アプリ開発、他にムービーを3本、ペーパーアイテムを3つとか作っていて一日14時間くらい稼働している状態でした。

自分で勝手にブラック企業状態にしてメンタルがやられかけていたのですが、奥さんにフォローしてもらってなんとかやりきることができました。

奥さんはクリエイティブ系の職種ではないので、こういうプライベートなプロジェクトを通して自分がしてきた/している仕事を奥さんに理解してもらえたのは良かったと思っています。

奥さんもたくさん手伝ってくれて、モノを作ることへの興味や楽しさを感じてくれたようでした。1年に1回は夫婦で何か作りたいね〜なんて話をしています。

転職

エンジニア結婚あるあるでいうと休日にガッツリ一日中コードを書く機会は殆どなくなりましたが、転職して仕事でコードを書く時間が格段に増えました

なぜコードを書く時間が増えたかというと、今の会社がコードを書くことを大事にする文化だからだと思います。

12時には出社すれば良いので、奥さんと一緒に家を出て、出社前にジムで1時間ほど運動し、その後仕事以外のコードを1時間くらい書いてから出社したりしていて、トータルでコードを書く時間は増えたと思っています。

専門知識が必要な職種は時間をかけて、しっかりと取り組む時間が不可欠だと感じているので、結婚しても努力して時間を作らなければ生き残れないと思っています。

「環境を言い訳にするな、自分自身でなんとかできる」みたいなことを言う人がいますが、僕は環境はとても大事だと思っているので、自分が得たい知識や、やりたいことのためにベストと思える環境はとても大事だと思います。

転職にはいろいろな理由がありますが、理由の一つとしてコードを書ける、コードを書くことを大事にする文化、も含まれていて、そういう環境を求めて転職して良かったと思っています。

転職理由

9月に転職したのですが、会社は変わっても仕事内容は変わらずiOSエンジニアをやっています。

転職する時なにが決め手だったのか、ということをよく聞かれたのでまとめておこうと思います。

会社の状況や業種なんかはしっかりと見て、良さそうだと思った会社を受けると思いますが、それ以外で一般的に見たほうが良いと思っている会社選びのポイントとしては、

  1. ちゃんと技術を見てくれるか
  2. 文化がマッチするか
  3. 良い人と仕事ができるか

だと感じていたので、これらに重きを置いて転職先を選びました。

ちゃんと技術を見てくれるか

これは簡単で、話を聞きに行ったりして選考内容を聞くことで判断することができます。

技術課題をなぜ重視するかというと、自分が求められるレベルに達していなければ簡単に切ってもらえるからです。技術課題がダメだったら「自分はまだまだなんだ」という判断を下すことができます。

それから、先ほども書いたようにコードを書くことを大事にする会社が良いと思っていて、コードを書くことを大事にする会社はコードが書けるかを確認するはずだからです。

もし自分の内容がダメだったら、その時置かれている状況によっては「ここにしばらくとどまって勉強して腕を磨こう」という判断を冷静に下すことができます。もちろんブラックすぎて身体を壊しそうだとか精神的に止みそうだという場合には、そんなことを言ってる場合ではありませんが。

環境が変わると時間の確保が難しくなります。転職しても3ヶ月は試用期間ですし、ドメインの知識、会社の習慣、出勤のリズムなど整えなければならないものがたくさんあります。

そういう中でそれまでと同じように時間を確保することは難易度が高いので、自分の技術が求められる領域に達していない場合は転職したくても一旦見送って、腰を据えて勉強するのも手だと思っていましたし、実際そうするつもりで転職活動をしていました。

文化がマッチするか

面接などである程度確認することができます。ある程度ですが。

プロダクト開発時のプロセスを聞くことで意思決定のプロセスなどの確認ができます。ただ面接や面談では耳障りの良いことを言うのは当たり前なので、どういう価値観を持って意思決定をしているかを確認するのも大切だと思います。

論理的にどうだとかじゃなくて、フィーリングで合わなかったら合わないということだと思います。

良い人と仕事ができるか

一緒に入って働く人が良いかどうかは入ってみないと分かりません。分かりませんが、その会社に知っている人やある程度知名度のある人がいると、そういった不安がかなり和らぐと思います。

エンジニアだったら勉強会で話したときの感じとか、発表しているときの雰囲気とかである程度判断することができます。インタビュー記事とかあると考えていることや大事にしていることが分かりやすいかと思います。

もちろんそれでも判断は難しいですが、中の人のアウトプットがあることで全く分からない状態で入るよりもずっとずっと安心ができると思います。

そういったアウトプットは良い人と仕事ができるか、の確度をグッと上げると思います。

カンファレンス

プライベート以外ではiOSDC Japan 2016というiOSのカンファレンスにコアスタッフとして初期から参加させてもらったことが本当に楽しかったです。

WWDCは2回行ったことがあるのですが、やはり参加する側と開催する側では全く異なります。全然違う世界を見ることができました。

大変だったけど素直に来年もスタッフをやりたいです。

まとめ

これら全部、自分で選択して、自分の責任で決めたことでどれも楽しかったのですが、かなり大変でした。

学んだのは複数の環境を一気に変えるのはよくないということです。一日は24時間しかないこと、自分の体力に限界があること、この2つを何度も何度も痛感した一年でした。体力の限界を感じたのは30歳になったことも関係あるかもしれません。

でも終わってみると楽しかったし経験できてよかったな〜、と。苦しかったことよりも楽しかったことが思い出に残ります。

引っ越しのタイミングでは不動産情報Webサービスの会社で働いていたので、住まい探しを身近に感じる良い機会でした(引っ越しして3ヶ月くらいで会社辞めたけど)。

エンジニア界隈でよく話題になる結婚、転職、カンファレンスが今年の主な出来事で自分も完全にエンジニアになったな〜と感じた一年でもありました(おっさんだけどエンジニア3年目)。

去年くらいまでは「忙しいとか言う人はイイワケ。分刻みで活動している人でもないんだから」くらいに思っていたのですが、今年はまぁなんというかそんな人になっていました。MP切れで「精神的にムリ!」みたいな日が人生で一番多かったと思います。

いままで培ってきたものでカバーしたり、周りにサポートされたり、切り売りしながら生活した一年だったので、2017年は腰を据えて、時間を作って、一日一日に集中して生活していきたいな〜なんて思ってます。

でも漫然と過ごすだけでは物足りないので、楽しいこともやりたいと思っています。夫婦で絵本を作るとか、ソフトウェア開発以外の文章を書く機会を増やす、とかやりたいと思っています。

良い年になりますように。良いお年を。