どうもです。@mo_to_44です。
もうすぐミシュランガイド2014が発売されますね。2008年に日本版が出て早7年。なんだかすっかり季節を感じる本になった気がします。

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とは言っても、簡単に行けるようなお店は載っていないしパラパラとめくってみる程度ですが…

さて、そんなミシュランで6年連続で三ツ星を獲得している「銀座 すきやばし次郎」。
銀座 すきやばし次郎 | SUKIYABASHI JIRO | 鮨
お品書き

この名店のドキュメンタリー映画がとても面白そうだったので見てみました。

アメリカが制作した”鮨職人”のドキュメンタリー

この映画、日本人ではなくアメリカ人が撮影したものです。
率直な感想としてはよくまとまっているなぁ、というかクールジャパンを感じるというか。

ドキュメンタリーなので特別盛り上がりがあったりするわけではないのですが、クラシックという、いかにも食合せの悪そうな2つなのに意外とハマっていて見ていて飽きない。

きっと職人というものの捉え方が日本人とアメリカ人では違うのでしょう。この撮り方、編集の仕方は日本人から出てこないのではないかと思いました。

美しい鮨、キレイな道具

とにかく映像の中にある鮨がうまそう。そして雰囲気を持っている。これがどこから来るものなのか、すきやばし次郎の威光なのか編集力なのか僕なんぞには分かりませんでした。とにかく美しい。芸術品と言って言いすぎではない、映像からでも伝わってくる力がありました。

以前ミシュランで一つ星を獲得したある銀座の和食店に縁があって連れて行っていただいたことがあるのですが、その時感じたことはとにかく”キレイ”。
この映画の中で使われている包丁、まな板、その他の調理器具、何から何まで、ほとんど毎日使っているはずなのにとにかくキレイ。ぜひ注目してみてください。じっくり見ても全く問題がないほどキレイなんです。

職人

デジタル化が進んで、いわゆる職人的な技術が要される(いい意味で)”アナログ”な技術って少しずつ減ってきていると思います。
初代iPod nanoの背面の鏡面仕上げは職人の手によるものでした。これは後に機械化されて人の手を離れてしまいました。自動化によって多くの人により安い値段で手に入るようにする、ということに反対する人はあまりいない気がします。
ただ同時に、そういった技術が機械による自動化によって人の手を離れるということに対する釈然としない気持ちが残ったりもするわけです。

今の時代、2年あればデジタルの技術を身につけられるわけです(と、高城剛さんは言ってました)。その一方で、すきやばし次郎で職人の修行なんかしようと思ったら10年はかかります。その間、おしぼりを持てるようになるまで魚にさえ触らせてもらえないわけです(詳細は映画を)。

それで10年仕事を積んで10年後に鮨職人という仕事が残っているかというと絶対に磐石な基盤もないと思ってしまうわけです。映画の中でも語られていましたがマグロなんかの乱獲の問題もあります。二郎さんいわく、江戸前でウマイと言えるものがなくなったネタがいくつもあるそうです(詳細は映画を)。もっと大きな問題もあるでしょう(お察しください)。

それで、こんなことをゴチャゴチャと自分に対する言い訳のように言っていると二郎さんのこんな言葉がグサりと胸に突き刺さってしまうのです。

好きにならなきゃだめですよ。
自分の仕事に惚れなきゃだめなんですよ。

はい。出直してきます。この技術・職人魂を絶やしてはいけないと思うわけです。
「銀座 すきやばし次郎」では現在、職人見習いを募集中とのことです。

iTunesからも見ることができます